夜勤がない美容外科も人気

美容外科が看護師に人気な理由

看護師の転職先として人気がある診療科といえば美容外科です。美容外科を選ぶ看護師が一番にかかげるメリットは、「夜勤がない」というところです。病院で働く看護師は全般に高給ですが、それはすべて夜勤ありきの話だったりしますよね。入院患者を受け入れている病院の夜は、昼間の病院とはまったく違う忙しさが繰り広げられているものです。仕事が大変なのはもちろんですが、日勤と夜勤を繰り返す生活をしているとうまく休めない日もありますよね。睡眠不足が続くと心身の健康にも響いてしまうので、いくらタフな看護師でも参ってしまうときがあるものです。美容外科の看護師には夜勤がないことから体力的に楽な上、業務そのものが全体的に楽であるということもメリットです。美容外科で生きるか死ぬかの大手術をすることはなく、ほとんどの場合がプチ整形やレーザー施術などの簡単なものです。施術をするのは医師であって、看護師はサポート役なので、看護師の資格を活かしつつもハードな現場は避けたい人におすすめですよ！美容外科を受診する人のほとんどは自由診療なので、病院が自由に料金を設定しています。国が関与していないことから医療報酬も高く、美容外科は医師も看護師も高収入です。

美容外科の看護師の仕事とは

美容外科の看護師の主な業務は、診療や診察のサポートです。扱う医療機器は美容器や脱毛器などといった美容系の機器がほとんどです。整形手術となると一般的な手術と同じようなスキルが求められますが、基本的には他の診療科にはないような業務ばかりです。診療にやってくる人は病気ではなく美容の悩みを抱えている人なので、看護師としての寄り添い方には別の注意が必要となることもあるでしょう。特に、初診時は患者さんが緊張している場合も多いので、きめ細やかな対応が必要かもしれませんね。

美容外科の看護師に必要な資格

美容外科の看護師に必要な資格は、看護師か准看護師の資格だけです。看護師に求められるのはあくまでも看護師としての能力であって、美容に関する知識や技術ではないからです。一般的な病院で働けるだけのスキルがあるならば、美容外科の看護師として十分に通用しますよ。ただし、美容外科の患者さんは医療サポートだけでなく精神的サポートも必要としていることが多いものなので、心のケアに関する専門性があると働きやすいかもしれません。美容外科の看護師の中には、働きながらカウンセラーの資格を取得する人も多いのだとか。カウンセラーの資格があれば転職が有利になるということでもありませんが、別の専門性があることでより働きやすくなる効果は期待できますよ。